結論から申し上げますと、『ライオン・キング』の実写は3Dで観てみても良いと思います。

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えっへへー!

まじご無沙汰してますがすごいですが!

そこは華麗にスルーきめて!

 

 

 

先週末ですね、

ライオン・キング』の実写版、みてきましたー!

もうね、とてもあれだったので、アツアツのうちに感想書きます!

ネタバレしますのでー。

というかもうみんなストーリー知ってるから

ネタバレもくそもないですね。

なんかいろいろな諸事情があって(ただのスケジューリングミス)

2Dと3Dを土曜・日曜と立て続けに見る形となりましたので

感想を書き留めておきたいと思います。

おすすめのポイントとか、感じたアニメとの違いとか、

わたし的感動ポイントとかね。

長くて申し訳ないのですが、ご興味のある方は。

 

 

 

 

 

こちらベトナムだと映画の公開が

日本よりだいたい2~3週間はやいんですね。

 

 

そんなこんなで、『トイ・ストーリー4』も

はやばやと6月末には観たわけなんですが。

(これもめっちゃ素晴らしくて感想こんど改めて書きたいけど、

いつになることやら。)

その映画本編が始まる前の予告で、『アナと雪の女王2』だとか

(”アナ”が何回変換しても”穴”しか出てこなくて焦ったわたしもわたし)

『ドーラ』(児童向けのアニメ。ちびまる子ちゃんと張るレベルのオカッパ女の子、ドーラが主人公。ドーラは三度の飯より冒険が好き。)

の実写版だとかがワクワクと出てくる中で

ライオン・キング』の実写の予告が流れたとき、

もちろんわたしだって思いましたよ。

 

 

あれ、生きもの地球紀行かな?って。

 

 

いや、実写っていうか、もうほぼドキュメンタリーやん!

って、わたしだって思いました。

 

 

ムファサとかシンバがガチの肉食獣過ぎて

絶対、このライオン、ガゼル食べるやん、って。

18禁やん、って。

 

 

てかほんとパっと見た感じただのライオン過ぎて

絶対感情移入できないって。

そりゃ思いました。

実写化して良かったんか、って。

 

 

 

 

でもねー。そこはディズニーセンパイ。

我々が「えwwwライオンガチwww」って

草生やすのなんて、もちろん想定の範囲内

 

 

 

 

軽やかに、超えてきます。

 

 

 

 

冒頭でも書きましたが、

わたし2Dと3D、どちらも見たのですが、

どちらにも言えることは、

圧倒的な映像美。

アニメでは表現しきれなかったであろう、

アフリカの大自然

動物たちの生命感。

そういったものが、2時間超、

ゆっくりと光と風を感じるような場面から

動きの激しい場面まで

画面いっぱいに美しくみなぎっていて

観終わった後も、その美しさをもう一回味わいたいというか、

あの場所にもう一回行きたいなっていう感覚になりました。

特に、ティモンとプンバァが住んでるジャングル!

水と緑と動物たちと、のサンクチュアリ感がやばくて。

美しいシーンがほんとにたくさんあって、

映画が箱だとしたら、その中にきれいなものがぎゅーっと詰まってる感じ。

もうこの点だけでも今回のライオン・キングわたしは好きでした。

 

 

 

 

どんな技術が駆使されてるかとか、

全然わかんないですが、

とにかく美しい。

とにかくリアル。

 

 

そう、リアルなんですよ。やたらリアル。

生き物地球紀行問題。

あまりにリアルなもんだから、

ムファサが崖にしがみついてるシーン見て

ちょっと高いところにあるカーテンにじゃれてて爪がひっかかって取れなくなった時のネコ思い出したり、とか

シンバとスカーの戦い(というより取っ組み合い)のシーン見て

なんかもうほんと、ああ、ライオンだな、ライオンってネコだな、

これ規模大きめのネコパンチだな、とか

ちょっと思ったりもしちゃったわけですが。

ほんとリアルなんです。

ネコ飼ってる方、ネコ好きな方、ネコ動画よく見る方、

たぶん感心しちゃうと思います。

よくぞここまで再現した!って。

 

 

 

ほんでもって、ネコトークの続きじゃないですけど、

子供ライオンのかわいさがやばやばなんですよお。

もうね、ふわっっっふわ。

三十路の女二人(わたしと友人)が揃ってついつい

「かわいいいいい」と

上映中に声あげるレベルのやばいふわもこさ。

(この年代になると、仕事とかの疲れから、動物に癒しを求める人が急増する。) 

 

 

 

 

もちろんね、わたしだって大人ですし。

てかオーバー30ですし。BBAですし。

いや、そこまで言わなくてもね。

ほんとは、ライオンの赤ちゃんとか、オスライオンのタテガミが

めちゃくそベッタベタだなんてこと、もちろん知っています。

でも、映画の中では

朝焼けの中のひんやりした風にたなびくムファサのタテガミは

もちろん、シャワー浴びたての女の子の髪のように柔らかですし、

(スカーのタテガミはべたついてた。あとプンバァの毛も。)

じゃれあう子供時代のシンバとナラのもこもこさは、

つい触りたくなるやわらかい毛布を思い出させます。 

 

 

 

まあやっぱね、大衆向けの映画なんでね、

そういうところは美しくされてますよね。

デフォルメ。というか配慮。

(あ、でもなんかウネウネ系の虫とかわりとリアルな感じで出てくるので、苦手な方ご注意です。隣に座ってたベトナム人ご夫婦が「きもっ!!」って言ってました。)

 

 

 

でもほんと、動物たちの毛の感じとか、皮膚の感じとか、動き方とか

デフォルメありつつもすごーくリアルなんです。

 

そして、アニメと違って、こちらのライオンキングでは

動物たちの表情は大きくは動きません。

大きな口を開けて笑ったりしないし、涙を流したりもしない。

やっぱ動物なんで。

動物基本無表情ですもんね。

そこもめっちゃリアル。

 

 

ほんと、もう、なんというか、動物なんです。

一見、ディスカバリーチャンネルと見まごうほど。

 

 

それでも、その動物たちの感情が

ちゃんとみんなにわかりやすく、伝わってくるのが

ディズニーの、そして今回の『ライオンキング』のすごいところ。

 

 

 

 

声とか言葉、音楽から感情を感じ取れるのはもちろんなんですけど、

動物たちの目の開き方とか、体の動かし方とか、微妙な動き、

そして舞台となるアフリカの自然の様子、

そういうもので

誰が見てもわかるように絶妙に感情が、

うまーーーく表現されているんです。

 

 

表情の動きとしては、

眉がちょっぴり下がって困ったような雰囲気になったり、

口角が上がったかな?どうかな?ぐらいで

時々微笑んでるような表情をしたり。このぐらい。

こんな感じで、大変細やかな動きで、不自然じゃないぐらいに

繊細に感情表現が織り込まれていて、

そこからわたしたちは、動物たちの

不安や怒りや喜びを

すっと感じられるようになっているのです。

 

  

 

 

例えば、シンバがプライドランドを離れるシーン。

 

スカーにはめられてムファサが死んでしまい、

自分のせいだと打ちひしがれたシンバに

スカーが、出ていけ、二度と戻ってくるなと告げる。

追いかけてきたハイエナたちの襲撃からもなんとか逃げ、

ふと周りを見ると、見も知らぬ土地。

 

 

シンバが、アニメ版のように、

眉根を下げたり、肩を落としたりする

あからさまに悲しそうな表現はありません。

ただ、小さな子供のライオンが、トコトコと

時々後ろを振り返りながら、歩き、歩き、

そして不恰好に走り出すだけ。

目の前に広がるのは、途方もない大自然

 

それだけで、我々は、

最愛の父を失った悲しさ、

大事なものの詰まったプライドランドから

急に追われることになった、背徳感、寂しさ、孤独、不安を

ありありと感じることができるのです。

小さな小さなシンバが

一人ぼっちで、もちゃもちゃと走るものだから、

「こんなちっちゃな子が!こんなところに!一人ぼっち!」と

その健気さ、哀れさに

もう涙なしでは見られないんです。

全親御さんが泣くと思います。

ディズニーがわれわれ親世代の心のわしづかみをやめてくれない。

 

 

 

 ものすごいリアルな映像で、

フィクションであるストーリーが展開されていく。

でも、リアルな映像が一人で走ってしまい、感情移入とか共感ができなくなることもなく、逆に、フィクションに天秤が傾きすぎて、リアルがおろそかになり違和感を感じることもほぼない。

日本で使われてる「超実写版」って言葉に、すごく納得。

実写っぽいのに実写超えてる。

驚くべきバランス感覚をもって作られていて、

不思議なのですが、

めっちゃ入り込める。

ほんとにディズニーセンパイに頭上がりません。

素晴らしいです。

脱帽でございます。

 

 

 

 

そしてそして、この、超実写版『ライオン・キング』、

ここまで書いたように、リアルとフィクションの調合やばくて

まじぶっとびって感じなのは、2Dでも3Dでも感じられると思うんですが、

よりそれを体験できる3Dに挑戦してみてほしいです!!!

ゆるおススメ!!!

 

 

 

2Dと3Dを比較して、最も違うなと感じたのは

奥行き。

 

 

 

ごめんなさい、わたし3Dに不慣れなものですから、

3Dビギナーとしては、3Dって聞くと、

ばちーんとあれやこれやが画面から飛び出てくる、

みたいなイメージがあるんですよ。

フィルハーマジック的な。

スターツアーズ的な。

 

 

でも、違いました。

前に出てくるというより、

奥に広がるんですね、3Dって。

 

 

そしてそして、奥行きがでると、

サバンナ感がぐっと増すんです!

 

 

シンバが狩りの練習するシーンでは、

草むらに身を潜める感じがとてもリアルだし、

小高い丘?崖?岩?の上に座ってムファサとシンバが

プライドランドを眺めているシーンでは、

広いアフリカの大地が奥行きを持つので

2Dと比べて3Dのほうが、

ぐーーーーーんと広く感じる。

月並みですが、実際にアフリカにいるかのような、感じ。

 

 

そして、サバンナの大自然が広く見えると

子供ライオンはもちろん

父であり、百獣の王であるムファサですら、とても小さく感じる。

ライオンキングで描かれる、「サークルオブライフ」が

ぐっと迫ってくる感じ。

 

 

そしてそして、

3Dだと動物たちの表情にもおのずとフォーカスがいくので

ああ、スカーめっちゃイラついてるわあとか、

ラフィキほんとに嬉しそうだなあとか、

キャラクターたちの気持ちがより届いてきて

ストーリーにももっと入っていけるように思いました。

 

 

 

 

ライオン・キング』?

アニメでストーリーは知ってるしなー

何も実写で観なくてもー

てか生き物地球紀行じゃんー

って思ってる方、多いかと思います。

見なくてもいいかなぁって。

わたしもそう思ってたんですけど。

結果2回観てる。笑

 

 

 

 

 

ストーリーもまあいいんですけど、

この映画のメインはそこじゃない気がしています。

アニメでは得られない、

とにかく圧巻の映像美と、

フィクションなのにリアルで普通に入り込めちゃってる不思議体験。

この二つを味わうために、映画館に足を運んでみる価値はあるかと。

そしてこの二つをよりじっくり味わうためには、3Dがベターかと。

ということで、3Dでの鑑賞をぷちオススメです。

 

 

 

 

 

 ライオンキングってもの自体を久しぶりに見ましたが、

なんか、サークルオブライフだし、

循環しているものだから、

とりすぎちゃいけないよなって

改めて思いました。

 

 

あとは、実写化がノンストップなディズニーですが

美女と野獣』とか『アラジン』とか観て

ミュージカルシーン(歌とか踊りがメインになるシーンを勝手にこう呼んでいます。美女と野獣のBe Our Guestのシーンとか、アラジンの王宮への行進シーンとか。)

の実写って微妙だな、アニメの方がむしろ自然、

とか思う派だったので

このライオン・キングではその不自然さもあまり感じずで、好きでした。

 

 

 

今日本、夏ですもんね。

涼しい映画館で、どっぷりアフリカ体験。

いかがでしょうか。

3Dメガネけっこう疲れるけど。

 

 

という、ステマブログでした。

あー、サイってほんと好き。